新聞社 破綻したビジネスモデル

新聞社―破綻したビジネスモデル (新潮新書)

新聞社―破綻したビジネスモデル (新潮新書)

著者は毎日新聞一筋で2006年に常務取締役を退任したばかり。
様々な新聞批判本が既に出ていますが、それらはジャーナリストからの視点であって
内部の人間である、毎日新聞者の常務にまでなった人が書いた本ということで、
興味を引かれ読んでみました。

現代にはありえないような不透明性、非合理性、
読者を敵に回したこと、はびこる悪習、
圧倒的な販売コスト、読者減少、ネットビジネスはうまくいかない。
これでもかっていうくらい危機に瀕してるのに、
あまりにも覇権が長く続きすぎたため、体質を変えられないという悲劇。
とどめに究極の危機(消費税UP)を数年以内に迎えるというからね。

堅そうな話に思えますが、記者あがりのせいか文章がうまく、読み物としてもいいです。
第四章「新聞の再生はあるのか」なんて、実現可能性は薄いと思うのだけれど、
壮大なストーリー(毎日、産経、中日連合対朝日対読売)に心惹かれました。面白い!
ラストに向かうごとに、著者の新聞への愛が伝わってきて泣けます。
新聞が引っ張ってきた日本メディア業界史、という本でもあります。





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