iモード事件

iモード事件


久々に興奮しました。iモードという大ヒット商品が誕生する瞬間、それまでの苦悩。


著者の松永真里さんは、リクルートで雑誌編集長まで勤め上げていたが、
ドコモのインターネットサービス立ち上げに誘われ退社。
個性的な仲間とともに新しい価値を生み出していく過程をまとめた一冊。

面白いのは、この著者はそれほど能力を持ってるわけではないと思うこと。
話の中でも彼女より「優秀」と思われる人間がわんさか出て来る。
マッキンゼーの人間とか、ベンチャー副社長とか。

それでも彼女がすごいのは、そういう「優秀」な人間を惹きつける力があるということと、
0から新しいものを生み出す力、時流をつかむ感覚を持ってること。
創造力って合理性だけでは割り切れなくて、やっぱセンスが必要だなあと思った。

最終的に松永さんは日経が選ぶWoman of the year大賞を受賞しました。


不満としては字数が足りない!もっと詳しく読ませてくれ。っていう感じです。
絶対、まだまだ面白い話があると思う。

こういうプロジェクトの立ち上げにたくさん関われる仕事に就きたい。