就活の法則 適職探しと会社選びの10ヵ条

就活の法則 適職探しと会社選びの10ヵ条 (講談社BIZ)

就活の法則 適職探しと会社選びの10ヵ条 (講談社BIZ)

本当に読んでおいてよかったわ。自分も知らず知らずのうちに
日経ナビ2008:人気企業ランキング

文系就職偏差値ランキング
に大きな影響を受けてました。正直に言うとエントリー企業で偏差値60以下の企業はなかった。
説明会に参加する程度の企業研究とあとはこの序列によって自分の入社する会社を決めるっていうのは大変恐ろしいこと。

では、どのように企業を選ぶべきか。

1.横軸で選べ。
筆者の適職選びは最強にシンプル。
・自分がやりたいこと
・自分ができること
・社会で求められていること
この三つ。だけど就活生はこの・自分ができること、の視点が欠けまくり。
適当な自己分析で導いた“夢”や“情熱”という言葉で?の問題を無いものとしてしまう。
これは本当に当てはまるし、周りにも見受けられる。
大学という超ぬるま湯の環境から、社会に出て競争に晒されると?が非常にシビアに求められてくることを忘れてはなりません。夢や情熱で解決してしまう前に、“本当にできるのか”をよく考えることがとても大切だと思う。
自分の可能性を閉じてしまうことは無い。ただ、本当にできるのか、自分を徹底的に問い詰めるべきである。


2.相対的エリート会社に入ることの合理性
つまり、電通の内部の底辺に位置するより、アサツーディケイの上位にいたほうが、自分の希望に叶い、己の成長につながり、結果として成功するということ。底辺の仕事→低成長→モチベーションのダウン、という不のループに組み込まれるのが一番最悪です。自分が責任ある仕事→高成長→モチベーションアップというループに組み込まれるためには相対的エリート会社に入ることです。

3.10年後を見る
企業ランキングっていうのは10年スパンで変遷が見られるそう。
だから、逆に今ベスト10に入ってる企業は10年後にはベスト10に入ってない可能性が高い。
10年後は30代に突入し、気力と体力と能力が充実すること。
この頃に衰退サイクルに入ってしまった企業で働くことはもったいない。

4.ワーキングスタイルは業界・職種で選ぶ。
人気ランキング上位の企業は、・ボトムアップで ・理不尽な体制が無く ・福利厚生が充実している
などなど現在のトレンドに合う企業であると考えがちである。このようなワークスタイルは人気よりも圧倒的に業界、業種で変わってくることが多い。だから理想のワーキングスタイルを手に入れるためには、業界・業種で選ぶ必要がある。



以上が、仕事探しの基準。後半は、実際にどのようにして入社するか。
この本は就活生必携だと思います。