『日本人の英語』 マーク ピーターセン
GWはほとんどの企業が休みだし、就活生も遊びたいところだけど、
なんつーか金無いよね。
これまでバイトの回数かなり減らしてきてたし。
私はゴールデンウィークほとんど本を読んで過ごしてます。
んなわけで、ひとつ本を紹介。
大学時代に身をつけておきたいもののひとつが『英語』です。
働きながら英語を勉強すんのはしんどそうだからさー。
なんで就職活動が終わったら、英語の勉強を始めようと思ってます。
TOEIC向けの勉強をせず、TOEIC900overくらいに(今825です)
英語を身に着けたいと思ってる、全日本人におすすめなのがこの本。
- 作者: マーク・ピーターセン
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1988/04/20
- メディア: 新書
- 購入: 135人 クリック: 2,138回
- この商品を含むブログ (315件) を見る
1988年出版で今でも売れている有名な本です。
今読んでるんだけど、目からウロコだわ。
特に冠詞の"a","the"についての説明。
名詞にどの冠詞を付けるか、複数なのか、で激しくニュアンスが変わります。
っていうか文の意味が変わってしまう。
まずこの例文を読んで欲しい。
I ate a chicken in the back yard.
多分俺みたいな留学経験も無い人はサッと読んで、
「裏庭で鳥肉食ったんかー」
って思うけど、この文の意味は
「裏庭で鶏を一羽(まるごと)食べた」っていう意味になる。
"a chicken"は「一匹の鶏」っていう意味になるから。
鶏肉を食べた、といいたいなら
I ate chicken in the back yard.
としなければならない。("chicken=鶏肉")
英語の意識として冠詞は非常に重要で、
まず名詞が来るのではなく、それは"a"なのか"the"なのか"複数形"なのか
が先に来るんだって。
つまりそれは“一般的な”ものか、?特定の”ものか、?ひとつ”か、?複数”か、
っていう概念が名詞よりも先にくる。
だから、ある名詞が思い出せないときでも、冠詞を先に言う。
「I want a...uh...uh...chicken!」
というように。
(鶏が一匹欲しい、ということを言いたいが、英語の意識として?一匹の何かが欲しい”ということが先に頭に来る)
このように、すべて概念をしっかりと教えてくれ、その上で英語がものすごく論理的に組
み立てられていることを、この本は説明してくれます。
そして概念から入れば、すべてに応用が利く。
同じ国名でもJapanには"the"が付かないのに、"The U.S.A"には付いてますよね。
こういうのも暗記ではなくてすべて理屈で説明できる。
こういった本を読んで、まずイメージを掴んでから、正しい英文を読み、作っていく。
ひとつひとつの英文の、例えば「この"a"の意味はどういうことか」
を考えられるようになれば、飛躍的に英語の実力は伸びると思います。
薄い本なんで、就活の移動中でも読めると思います。おすすめ。
- 作者: マーク・ピーターセン
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1988/04/20
- メディア: 新書
- 購入: 135人 クリック: 2,138回
- この商品を含むブログ (315件) を見る