Vikingについて

 就職活動を建前に一回も出席したことが無かった必修英語。今日はもちろんむちゃくちゃ怒られました。こりゃ遅刻すら一回も出来ないな。モチベーション維持のために、毎回の授業の記録を人が見て面白く感じるように工夫してまとめます。この授業はタックスヘイブンとしても有名な、イギリスのマン島の歴史文化を英語で学ぶものです。
  

 今回はViking、つまり海賊について。海賊というのはアングロサクソン人ではなくて、北欧のあたりに住むデーン人という人たちが主だそう。8世紀ころ、彼らはアングロサクソンの住んでいたブリテン島を侵略し始め、協定によりその領土の約半分を手に入れます。いったん協定が結ばれたため、争いがなくなり、隣同士に住むことになったVikingたちとアングロサクソンの文化が交流していったというのが歴史。

 
 では、バイキングについてのトリビア。バイキングスタイルという自分で好きなものを取って食べる形式の食事がありますね。あれは日本の帝国ホテルが始めたそうですが、なぜバイキングと言うのでしょうか。


 二つの説があるそうです。
①北欧の“スモーガス”スタイルから取った。スモーガス、というのはみながいろいろな持ちより食べるスタイルのことで、それにバイキングの名をつけた。
②当時、帝国ホテルの付近の映画館で『バイキング』という映画がやっており、その中の海賊たちの祝宴の様子からその名をとった。


“ビュッフェ”とも言いますが、こちらは少し高級な印象を受けますね。バイキング関連で船に関するトリビアをもうひとつ。

 いわゆる「元寇」という出来事の話。日本にフビライハン率いるモンゴル軍が船で攻めてきたが、彼らを二度の台風が襲い、日本は救われたという話。台風で沈んだ船を引き上げて調べたところ、元軍の船は川用の船がほとんどであったそう。船には、川用と海用があり、その違いは船底に現れる。川用では、底が平らであり、海用はそこが尖った形をしている。この形をキールと呼ぶが、これが無いと海に錨を下ろしても流されてしまうのである。

 フビライは、約一年で日本侵略のための大軍を準備したと言われており、そんな短期間で大軍を乗せる船をすべて用意するのは、当時の造船技術では到底不可能である。そこで、フビライはもともとあった川用の船を改造し、海を出て日本へ向かった。そのために、台風によって壊滅的な打撃を受けたというのである。

 歴史に“if”は禁物だが、もし、フビライが時間をかけて海用の船を用意していたら、日本は元に侵略されてしまっていたかもしれない。